鼻から吸って口からこぼす

おや、いらっしゃい。なにかお探しで? その我楽多ね、画面に不定期になにか出てくるんですよ。ぷろぐらむとかいうやつですかね。なんの役にも立ちやしないのに。物好きですねぇアナタ。はあ、左様ですか。なんですかねえ、決められたことだけしていれば楽に生きていけるのにねえ。そう思いません? あらそう。アナタみたいな人を物好きって言うんですよ。つける薬もありゃしねぇや。

四月後半戦突入の巻

 雨が上がって気持ちいいくらいの青空、気圧が急上昇していったせいなのか、午後はひどい眠気に悩まされつつ業務をこなしていた。

 それにしても寒い。朝起きた時もそうだったけれど夕方の冷え込みが尋常じゃない。コートにすればよかったと後悔しながら図書館までの道を歩いた。

 久しぶりに連城三紀彦を借りてみた。この人の見事なまでのひっくり返し方をなんとかして見習いたい。構成をねちねちと研究したら少しはわかるだろうか。

 今がなんの季節なのか忘れそうになりながらの帰り道。そうだ、春だったんだ。暗い路地で名前はわからないが花のような匂いがする。もう四月も下旬、油断していると初夏のような暑さがやってくる。極端な日に出社が被らなければいいなあと思う今日この頃。