岡田あーみん様の狂気
ゴールデンなウィーク初日、とうとう届いたのである。例のブツが。
岡田あーみんさんの「お父さんは心配性」。この少女漫画とも思えぬキレッキレのギャグセンスときたら、ひどすぎる(褒め言葉)。
女子高生、佐々木典子はサラリーマンの父親(自称パピィ)と二人暮らし。クラスメイトの北野と付き合っているが、過保護な父親は二人の交際にまで口を出してきて……というのがあらすじ。何がすごいって北野くんがすごい。登場時爽やか好青年だった北野くんが、典子との仲を邪魔されまくった挙句、巻が進むにつれ妖怪といって差し支えなくなってきたパピィに負けず劣らずの壊れっぷりを披露するのである。この狂気を表現するのに私の筆力のなんと至らないことよ。そしてパピィの見合い相手の安井さんの天然っぷり。
実は岡田先生の「ルナティック雑技団」も一緒に購入したのだが、今回は見送った「こいつら100%伝説」が一番好きだったことを今思い出した。買おう。
手元のコミックスの奥付を見ると、「お父さんは心配性」最終6巻の初版発行は1989年とのこと。30年以上も前ではないか。なのに今読んでも面白いなんて、すごい才能である。笑いすぎて少し元気が出た。