工場長なんとかしてください
8月に予定していた実家での法事が中止になり、今年は帰省しないまま終わるかもしれないと思った。
私はほとんど旅行に行ったことがなかったのだが、GoToキャンペーンが開催されるなら行ってみようかなという気持ちが少なからずあった。去年の終わりに山梨の方と知り合いになる機会もあったので、重い腰をあげようとした矢先にこれだ。
私のような庶民は、経済を回すといっても普段通りの生活を送るので精いっぱいである。これ以上は削れないし、贅沢もできない。
そして、もっと切実なのはエッセンシャルワーカーたちのメンタルである。家人はこれに該当する。コロナ禍の中、仕事があったことについてはとてもありがたく思っているが、とにかく休みがない。医療従事者も小売業者も運送業も、この辺りで一休みしてほしい。
ただ、回り続けている歯車を止めるのってものすごく大変なのは理解できる。回っていることそのものが、理由にされてしまうからだ。限界だと分かっていても、手を挙げて止めることには勇気が要るし、いわれのないバッシングも受ける。一定期間ごとに止めてひとつひとつの歯車をちゃんと確かめたほうが、長期的に見たら効率的なのだが。最近の日本に欠けているのはこの長期的視点ってやつですな。