夏と靴下と彼
夏がやってきた。もしかしたら、引きこもっていたせいで気付くのが遅かっただけかもしれないが。
私は汗が多い。思春期男子かと思うくらい汗が多い。歩いて5分のスーパーへ行くだけでTシャツが絞れそうになる。一応言っておくが、標準体型の範囲である。
夏は着替えを持って歩きたいのはやまやまだが、ぐっしょりと濡れた服をどうするかという問題が残る。着替える側から捨てていけるくらい裕福だったら…いや、それでもしないな。
ここまで書いて、前職で出会ったとあるお客を思い出す。彼は週に一回くらい靴下を買い、店のトイレで履きかえていた。私の予想では洗濯機がないのだと思う。かといって、毎日使い捨てをするには経済力が追い付かないので、そのようなサイクルに至ったんじゃないかと。
会社で手洗い。できなくはないが、干しておく場所はさすがにないので、濡れたものを持ち帰ることを考えると、不快感を我慢して着続けるという選択肢を選んでしまう。
1年を7で割ると 365÷7=52.142…
靴下一足400円として、400×52=20,800円
洗濯機は買えないが、コインランドリーに行くかな。そもそも靴下を洗って何回履きますか問題もあるが。