ノート術

　ノート術が好きで、本を読んだりしてやってみるのだが、どうにもうまくいかない。続かないのである。書くことは好きだが、書いていることの低俗さにだんだん嫌気がさしてくるのだ。あと、自分の字が汚いのも気にいらない。

　少し古い本だが、今読んでいるのは岡田斗司夫さんの「あなたを天才にするスマートノート」。タイトルからはあまり心惹かれないが、どこだかでお勧めされていたので借りてみた。これがなかなかよい。著者の手書きのノートが実例として載っていて、その字がお世辞にもきれいな字ではないのである。自分のために書いたであろう走り書きの字は、とても親近感が湧く。また、実際に行う行動のハードルが低いのもいい。

　天才にはなれないかもしれないけど、今より少しマシな自分になれればそれでいいという気持ちで続けるつもりだというのはカッコ付けで、本当は天才になりたい。モテたいっていってるみたいで恥ずかしいがね。