修学旅行は一大イベント
都立の高校は去年に引き続き、今年も修学旅行を中止にするらしい。チームの人のお子さんの話から盛り上がり、ミーティングの余り時間で修学旅行どうだった談義がはじまった。
私の高校は修学旅行のかわりにスキー合宿で、外に出ればひたすら冬の雪山、どこかに遊びに行けるわけではなく、空き時間に旅館の中でウロウロするのがせいぜいだった。お土産を見たり、雪山価格な自動販売機を見て恐れ慄いたり。
共学だったのだが、基本的に異性の部屋に行くのは禁止。男子は大部屋に何十人と一緒くたに詰め込まれ、女子は少人数ずつ小部屋に分けられていた。
ちなみに甘酸っぱい思い出は一切ない。それどころか夕食がひたすら肉づくしで、ほぼ肉が食べられない私はずっと同じテーブルの女子に嫌味を言われていた気がする。
などとあまり素敵ではない思い出しかないので、ミーティングで話すことはなかったが、それでも少しは楽しかったのだ。だから、思い出を作る機会を奪われてしまった高校生たちを思うとやりきれないものがある。しかも旅行に行けないばかりか、その期間は授業に振り替えられてしまったとか。悲劇でしかない。