郵便の料金
会社のおつかいで年賀はがきを購入しに行き、現在のはがきの値段を知らない自分に少しギョッとした。2020年12月現在、63円也。自らの手で売っていないものにはやはり疎くなる。
コンビニのレジに立っていたとき、手にした分厚そうな封筒をひらひらされながら「切手ほしいんだけど」というお尋ねが相次いだ。定型と定形外があるという概念からご説明した後「で、結局いくらよ」となるのだが、重さは店員が勝手に答えてよいものではない。郵便局で認可を受けた秤がないため、答えてはいけないことになっている。
あくまでも私の体感では、数年前まではグレーゾーンでもけっこう届いたものだが、ここ数年は局の秤の性能が向上したのか、厳密に処理され、料金が足りないと戻ってくるとのこと。
自信がないので多めに買って貼るお客もいる。それも一つの方法ではある。ただ、定形の50グラムを超えるか超えないかギリギリの封書をお持ちの方が、94円切手か140円切手か迷った挙句に100円切手を買い、「多めに貼ったからこれで行くでしょ!」とおっしゃったのは、分の悪い賭けだとは思う。もちろんお止めしたのだけれど…。