ある小市民のぼやき
駅前のファーストフード店でテーブル席に着いたところ、隣の席の人が携帯に向かって話しはじめた。営業マンらしく、同僚らしき先方に歩合率の悪さなどを愚痴っている。それもマスクなしの大声で。
感染者急増のこのご時世、店内での通話はやめてほしいなあ…と思いつつ、ビビリな私は身を潜めるようにしてカフェラテを飲んだ。しばらくして営業マンは音を立てながら片付けをして帰っていった。
やっと息をつけると思ったのもつかの間、向かいの席でパソコン作業をしていた人の携帯が鳴り始める。その人はすぐに外に出ていったものの、まったく帰ってこない。通路からすぐのところに出口専用のドアがあり、そこから出ていったのだが、換気のため開けっ放しになっていたドアを勝手に閉めてしまい、1時間以上話していただろうか。戻ってきたところにまた着信があり、今度はパソコンの画面を見ながらその場で話し始める。
そもそも気を付けている人は外食などしないだろうから、私もさっさと席を立てば良かったのだろう。だけど、その行動に対してイチャモンつけてくる人も世の中には実際にいるので、そこも含めて上手に踊らなければならないのが、少々めんどくさい。